大学を卒業して入社した会社は日本を代表する通信会社でした。
大手企業ということもあり、正直なところ給与への不満は全くありませんでした。
月給は手取りで25万円程度で、残業代、賞与も十分に支給されていました。
そのような恵まれた環境で営業職を3年、企画職を約5年経験し順調なサラリーマン生活をおくっていたと思います。

恵まれた環境にも関わらず、ある日を境に会社を辞めたい気持ちが強く芽生えました。
きっかけは査定です。
評価面談では非常に良い評価を得ていると感じていたにも関わらず、実際の査定は最低評価だったのです。
同期と比べると完全に出世レースからは出遅れた結果となりました。
当時の自分は必死に働いていて、それなりに結果も出していたと感じていたので、自分が他の誰かよりも評価が低いなどということは、納得できることではありませんでした。
評価の話だけであればまだ我慢できたかもしれません。
運悪くその年の人事異動で望んでいる職場とは少しだだけ離れた職場へ配属となってしまいました。
評価は得られない、望んでいる仕事もできなくなる。
少しでも早く会社を辞めようと考えるようになり、転職活動を開始しました。
この時考えていたのは、大手企業では自分が歯車の一員となってしまって十分に力を発揮できない。
だから、もう少し規模が小さくて個人のパフォーマンスが重要視される会社を選ぼうということです。

大手企業に勤務していたという事も効いて、念願叶って中小企業にすぐに転職することができました。
転職した実感としては、大手企業よりもハードワークな割に給与が低いということです。
確かに個人の力をつける良い機会にはなりますし、個人の力量も活かされます。
しかしながら、今思うのは、大手企業の給与や福利厚生の素晴らしさです。
現在は会社以外にも個人のパフォーマンスを発揮できる場は沢山あります。
評価に不満があるのならば、大手企業の恵まれた環境を足場にして、会社以外で個人の力を発揮する道もあったのではないかと考えてしまうのが正直なところです。